東京都ヒートアイランド対策 -壁面緑化-
東京都でヒートアイランド対策の一環として行っている壁面緑化を見に行きました。
ヒートアイランドとは、都心部の気温が郊外に比べて高くなる現象です。
この現象は、自動車の排気ガスの増加、道路(アスファルト)や建物(コンクリート等)の増加、緑や水面の減少が要因と考えられています。
壁面を緑で覆うことは、アスファルトやコンクリートへの日差しを遮り、壁面の温度の上昇を抑える効果があります。
東京都では、壁面の緑を増やすために、都民・民間事業者等が壁面緑化に取り組みやすいよう、壁面緑化に関する効果や設置方法等、各種情報を取りまとめ、壁面緑化ガイドラインよりとして、壁面緑化のモデルを紹介しています。
その壁面緑化モデルの一つが、千代田清掃事務所に設置されています。

ここで使用しているつる植物は、病気になりにくい、一年中緑の葉を見ることのできる品種を選んでいるそうです。
千代田清掃事務所周辺を見渡すと壁面緑化した箇所は、とても目立って見えました。
また、壁面緑化により、ビルが立ち並ぶ都心部の単調な雰囲気を和らげてくれているようにも感じました。


地上付近では、ツルが生茂っていますが、上部までは一面を覆い尽くす程ではありませんでした。
今後の成長が楽しみです。

左図は、ビルとツルの間にある【登はんパネル】と呼ばれるものです。
ツルが登っていくのを助け、水分を保持するため、ツルへの水分補給としても重要な役割をしているようです。
ヤシ繊維でできているそうですが、触った感じはスチールウールに似ていました。
今回ご紹介した壁面緑化は、公共の施設を利用したものでしたが、商業用ビルや住宅でも壁面緑化が行われ始めています。
また、これまで東京都では、条例によって、一定の基準を満たした新築・増改築を行う建築物に対して緑化を行うよう義務付けてきましたが、平成21年3月31日の条例改正で、敷地面積が5,000㎡以上の案件についての緑化基準が追加され、さらに緑化が推進されるような条例になりました。(詳しくは、東京都のHPで)
今後は、緑に包まれたビル等の建物が多くなっていくのではないでしょうか。
(I.N.)











