関原防災まちづくり
東京都足立区の関原地区へ行ってきました。この地区は、これまでに防災生活圏モデル事業により防災まちづくりを進めてきました。
関原地区は、木造住宅が密集し、消防車が入り込めない行き止まり路地等が存在します。このようなことから、"自らの町は、自らの手で守る"を合言葉に、「逃げないで済み、災害に強いまちづくり」のコンセプトのもと、防災活動を行っているそうです。
地区を歩いて一番初めに感じたことは、道路のいたるところに消化器が設置されていることです。

特に道が狭く、行き止まりの路地には、消火栓、ゲートシャワーが設置されていました。
この路地の地下には、5つ貯水槽が設置されており、雨水を消火用水としていつでも使用できるようにしているそうです。
また、水を循環されるために湧水池が設けられ、路地内のシンボルとなっており、防災だけではなく景観にも配慮され、憩いの場として親しまれています。
この路地の住民は、防災設備の点検、防災訓練等を定期的に何年間も継続をして行っているそうです。
地区を歩いていると、公園が多く目に付きました。
私が発見したすべての公園には、消火用ポンプ、スプリンクラー等の防災関連の設備が備わっていました。
その中でも、関原防災公園は、数多くの防災設備を備えた施設であり、災害時の防災活動拠点となるそうです。防災訓練などの活動ができるように遊具はあまり設置しないでほしいという住民からの要望があったらしく、住民の防災意識の高さがうかがえます。
この防災公園では、地元消防団による定期的な防災訓練が行われているそうです。
防災公園内は、仮設トイレの設置用施設や災害時の炊き出しスペースが設置されていました。
平常時はベンチとして使用し、災害時には炊き出し用のかまどとなるベンチが印象的でした。
木造密集市街地であり、不整形で狭い道が多いという地区特性でありながら、行政により設置された施設を住民が有効活用し、行政と住民の協力による防災まちづくりが推進・維持されていることを感じました。
(Y.E.)
【関原地区 防災まちづくりに関する 年表】
昭和60年 関原二・三丁目防災生活圏モデル事業着手
昭和62年 関原一丁目地区住環境モデル事業の整備方針の大臣承認取得
平成2年 「関原防災路地緑地」手づくり郷土( ふるさと) 賞受賞
平成17年 関原一丁目地区地防災街区整備地区計画の決定
関原防災路地緑化郷土(ふるさと)大賞認定
(足立区都市整備部HPより)











