丹沢自然学校エコツアー (第3話 丹沢はどうやってできたのか)
さて、いよいよエコツアーの開始です。
今回は、畦が丸(あぜがまる)という山梨県との県境に近い山に
登ることになりました。
集合場所でガイドの佐藤さんと合流。
まずは、ストレッチ運動と「観察力テスト」なるゲームから。
体も心もほぐれたところで、ツアー開始です。
ブナにウツギ、ホオノキ・・。
歩き始めるとすぐに、木々の緑の、色と香りに包まれます。

丹沢は「谷だらけの山地」という意味だそうで、
それだけ山が険しく、川や沢が多い場所です。
これは、丹沢山地の成り立ちと深く関わりがあります。
約1,500万年前に海中に生じた海底火山であった丹沢が、
約600万年前に本州にぶつかり、さらに約100万年前、
伊豆が丹沢にぶつかったため、本州と伊豆に挟まれて激しく隆起し、
現在のような険しい山地になったそうです。
この地殻変動は現在も続いており、関東大震災などの大規模な地震が起こる
原因にもなったようです。
「これ何だかわかりますか?」
ガイドの佐藤さんが、茶色の小さな石粒のようなものを
手に取って見せてくれました。
「スコリアです」
スコリアとは、火山噴出物の一種だそうです。
丹沢の地質は、溶岩がゆっくり冷えて固まった深成岩と
火山岩や火山灰などが堆積してできた層から成っているようです。
おだやかな風景の中に、とてつもない地球のドラマがあるものです。
この地域の地殻変動は活発で、丹沢山地はまだ隆起し続けているというのですから、
地球のパワーは絶大です。
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