丹沢自然学校エコツアー (第4話 丹沢の森と水)
山は、歩き続けても飽きることがありません。
今回は、ガイドの佐藤さんのおかげでもあります。
丹沢の成り立ちや特徴がわかるものを見つけると、丁寧に説明してくれます。
オオルリ・コルリなど、野鳥の声も敏感に聞き分けて、
すかさず教えてくれます。
歩いていると沢や川などの水の流れが、あちらこちらに現れます。


このあたりの沢や川は、雨の少ない時期でも涸れることがなく、
神奈川県の貴重な水源地域になっています。
この豊富で良質な水を育んでいるのは、丹沢の森林です。
雨や雪が、木々や下草を通してゆっくりと土の中に吸収され、
地下にたくさんの水が蓄えられていくそうです。
ところが、この豊かな森林にも環境の変化が起きています。
開発などにより、シカが標高の高い山の奥や里山などの限られた場所に
定住して過密化し、森林の下草を食べてしまったため、下草や落ち葉が減り、
土が水を蓄える力を落としてきているそうです。
その結果、栄養豊かな土が流されて森林の育成を阻み、
洪水が起きやすくなるなどの悪影響を及ぼしているそうです。
沢の水は驚くほど透明で、口に含むとクセのない柔らかさがありました。
この水を守るためには、森林やそこに住む生き物のことも含めた、
全体の絶妙なバランスに配慮しなくてはいけないようです。
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