丹沢自然学校エコツアー (第7話 山をおりる)
閑話休題。
今回は、エコツアーに話を戻します。
畦が丸山頂の山小屋でお昼を食べ終わってからも、
雨はやみません。それでも、雨具を着て下山を始めることにしました。
外に出てみて驚いたことに、
木々が雨を遮ってくれるので、思ったほど濡れません。
これは、木々が雨を受け止めて、葉や幹に吸収してくれるからだそうです。
「ほら、山ツツジですよ」「あっ、野生のフジの花」
ガイドの佐藤さんが次々に草花や木々について教えてくれます。

今回は珍しいギンリョウソウにも出会えました!

「下りは、覚えた木のおさらいをしていきましょう」と
雨で意気消沈しがちな私達を励まし続けてくれます。
ブナ、イヌブナ、ミズナラ、カエデ、リョウブ、ヒノキにスギ・・
丹沢には、標高800m以上の場所にブナ林が広がっているそうですが、
丹沢のブナ林は日本海側のブナ林と違い、
様々な樹木と一緒に森林を作っており、ブナ以外の樹木の方が多いそうです。
この豊かな植生が、ツキノワグマやニホンジカをはじめとする
様々な生き物を育んでいます。
歩いていると、
「植生保護柵」という表示のついた、柵に囲われた場所が出てきました。

これは、ブナを中心とした植物が、増えすぎたシカに食べられないように
保護するもので、絶滅が危惧されていた植物が回復するなどの効果が
出ているようです。
雨はいつの間にやら小降りに。
歩き始めてから、約7時間。
ついに最終地点の西丹沢自然教室に辿り着きました。
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