まるごと天城 森林体験&文学散歩ツアー (第1話)
第1話
「本当におもしろい」と銘打ったものの、実際「おもしろさ」は人それぞれ違うもの。
どこの何をご紹介したものかと思案していたところ、友人からおもしろい旅のお誘いが
ありました。その名も「まるごと天城 森林体験&文学散歩ツアー」。
パンフレットをよくよく見ると「植林・育林に係る説明&間伐体験」「ワサビ田見学」
「天城湯ヶ島の文学散歩」果ては「つくし採り」まで、もりだくさんの体験スケジュールが
組んであり、全行程に「地元案内役のこだわりガイド付き」とあります。
ガイド付きの国内旅行なんて、すっかりご縁がなくなっていましたが、
温泉にも入れるみたいだし、なによりいつもとは違う体験ができそうなので、
行ってきました伊豆市の1泊2日の体験ツアー。
春の陽気と久しぶりの伊豆旅行に、思いのほか心が浮き立ちます。
東京から「踊り子号」に乗り込み、集合場所の修善寺に向かいました。
ツアーの参加者は首都圏から集まった11名。さっそく迎えの車で中伊豆地区にある
萬城の滝近くにある桧林へ。森林体験からスタートです。
「森林づくり伊豆の会」の方から森林の果たす役割や
重要性についてレクチャーを受けます。
会場は、ボランティアの資材置き場になっている桧造りの家
です。暖かい陽がさんさんと降り注ぎ、桧のいい香りもただ
よって、いやがおうにも森林への関心が高まります。
近頃の環境問題への関心の高まりから、耳にする機会もあ
ると思いますが、日本の森林はだいたい次のような状況に
あるようです。
・国土の2/3が森林(約2,500万ヘクタール)→天然林60%・人工林40%
・人工林は昭和40年代から殆ど手入れされないまま荒廃し、自然災害が頻繁に起きている
・安い輸入材におされ国産材の価格は低迷。林業は衰退し、木材自給率は20%程度に落ち込んで
いる
つまり、国内産の木材がお金になる時代に拡大された人工林が、需要の低迷により放棄され
荒廃を招き、自然災害などを引き起こす原因になっているということのようです。
さらに、林業を産業にしてきた地域の低迷も引き起こしているというのですから、
森林の管理や林業の産業としての力を取り戻すことの重要性が身に沁みます。
差し入れてくださいました。
普段、お刺身のお供に使う根茎の部分だけでなく、めずらし
い花茎や葉の部分もあり、食べ方まで指南してもらえます。
おいしい水のある伊豆で江戸時代から栽培されている
ワサビ。「ワサビは水が作るもの」といわれるそうです。
※「森林づくり伊豆の会」とは平成18年に発足した森林ボランティア団体で、主に手入れの
行き届かない人工林の間伐作業を行い、自然環境の保全復元や地域住民との共同作業などを
進めています。
森林づくり伊豆の会⇒http://www.geocities.jp/izuyume/sinrin.html
※ツアー事務局のご案内
有限会社 地域システム創造研究所(TEL.03-5303-5021)
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