まるごと天城 森林体験&文学散歩ツアー (第8話)
第8話
伊豆湯ヶ島の老舗旅館「落合楼 村上」。
今回は、本当は入れない客室まで見せていただきました。

いずれも作り手の意気込みの高さが窺い知れる、
見事なものばかりで、一見の価値ありです。
圧巻は「紫檀の間」と呼ばれる大広間です。
部屋の名前の由来となっている大きな紫檀が床柱に使われているのも
珍しいのですが、この大広間に使われている建具が当時そのままで、
歪みも出ず、全てが端正な佇まいを見せているのが素晴らしいところです。

かつて、この部屋でどれほどの宴が繰り返されてきたのでしょう。
積み重なってきた時の長さが、様々なことを想像させてくれます。
さて、明治から昭和初期の匠の技に感銘を受けながら
落合楼を後にし、いよいよ旅も終盤です。
旅の終わりに嬉しい味の発見がありました。
それは、駐車場に向かう途中に通った商店街のお肉屋さんで偶然見つけた
「いのししコロッケ」。
味噌味の猪肉が使われ、形もなんとなく猪型。
帰りの車の中で堪能しました。
こうして、1泊2日の「まるごと天城 森林体験&文学散歩ツアー」は
無事終わり、伊豆に対する印象は全く変わりました。
これまでの伊豆の印象は近すぎる行楽地という感じで、
もう新しい発見はないと思っていたのですが、
「森林づくり伊豆の会」の山田さんをはじめ、
そこに住み、その土地に愛着を持っている人々に色々教えて
いただくことで、当たり前だと思っていた事や風景の中に
たくさんの発見がありました。
「森林づくり伊豆の会」や地域の方々の取り組みが、長く継続していくことを
願ってこの回を終わり、次なる旅に出発したいと思います。
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