祭が地域をつなぐ(第4話 すこし、高千穂の夜神楽について)
高千穂の夜神楽は、天照大神が天岩戸に隠れて、
天地が暗闇になったので八百万の神々が困り、
出てきてもらうために芸達者な鈿女命(ウズメノミコト)が
岩戸の前でおもしろおかしく歌舞を舞ったのが
始まりといわれていますが、正確にいつから始まったのかは
わからないそうです。
高千穂神社の祝子(ほうり)たちによって伝承されてきた秘伝であったものが、
明治以降、広く高千穂郷内の各地区で舞われるようになったようで、
収穫感謝や太陽復活、鎮魂儀礼、五穀豊穣祈念の祭としての性格を持ち、
地区ごとに氏神様を神楽宿にお招きし、
夜を徹して33番の神楽を奉納するもので、国の重要無形文化財に指定されています。

(神楽宿に指定された家には「棟飾り」といわれる魔除祓いの弓と御幣が立てられる)
祭は地区の人々が総出で行うそうで、総指揮役の「元締」をはじめ、
神楽を舞う人、その世話をする人、警備や炊事を行う人など
それぞれに役目があって、地元の方々の手で作り上げていくもののようです。
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