祭が地域をつなぐ(第6話 人々のつながりが祭を生み出し、祭が地域をつなぐ)
朝の10時ごろに祭は終わりました。
家の外には、祭を裏で支える台所役の女性達、
飾りの準備や案内役の人々が、無事に祭を終えられた
喜びの面持ちで、早々と片付けに取りかかっています。
年に一度のハレの舞台を終え、
これからねぎらいの宴でも始まるのでしょうか。
旅の間、「夜神楽を見に東京から来た」というと
地元の方々が嬉しそうに色々な話をしてくれました。
昔の夜神楽には気性の荒い若者がいて、もっと熱気があったこと。
学校には神楽のクラブがあって、このあたりの子供達は小さい頃から
神楽に親しんでいることなど。
中でも、タクシー運転手のおじさんの話が印象的でした。
「近頃は暖かくなったからねえ。
昔は雪がちらほら降ってくるぐらい寒くて、でも
本当の夜神楽はそうでなくちゃ。」
地元の祭に対する愛情と誇りが垣間見えます。
育った場所に、そんなお祭があるというのは、
幸せなことです。
こうして、私達の初めての夜神楽体験は終わりました。
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