3.城下町の建物高さ制限(問題解決編)
旅館建設での問題点
- 旅館周辺の家が日陰になる
- やぐらからの警備ができなくなる
- 富士山が見えなくなる
「5階建ての旅館が建設されるだけで、これだけ問題が出てくるとは思わなかったな。」
「やはり、旅館の建設はやめてもらったほうが良いのかな。」
「旅館が建つことの効果よりも問題のほうが多そうですね。」
「いや、待て待て。」
「そうだ!旅館は出来たほうが城下が賑わって良い。問題は高さだ!」
「今後も無計画に建物が建てられるたびに問題が起きても困るし、今わかっているところは高さの決め事をつくって対応しよう。」
「今は、特に問題になっている建物も無いですし、今後建物を作るときの決め事ですね。」
「では、こんな決め事をつくろう!」
- ひとつ、城下町の中心には高い建物を建てるのは禁止!(中心からちょっと離れたところは建設可)
- ひとつ、高い建物を建てる場合は、隣の家に日があたるように作る!
- ひとつ、観光地から富士山が見えなくなるような場所に高い建物を建ててはいけない!
「おお!」
「これなら良い所を残しながら問題がなくなります!」
「早速この決め事を町民に掲示してくれ。」
「ははっ!」
掲示後。。。
「その後、城下町の様子はどうだ?」
「町民は近くに建物が建っても日陰になることがないので喜んでいますよ。」
「それに富士山が良く見える公園からの景色も守りました。やぐらからの見張りも問題なしです。」
「旅館の関係者からは何か言われているか?」
「特に城下町の中心に建設できなかったことでの問題はないみたいです。」
「旅館としては、町からの富士山が眺められる名所も確保できましたし、富士山を見に来る人が旅館に泊まってくれるようで良かったみたいです。」
「それは良かったな。」
「そーですね。」
現在では、日照の確保や地域の良好な景観を保護するため、日影規制による中高層建物の形態規制や、高度地区などに対する建物の高さのルールを設定しています。
弊社が高さ制限や景観などで関わった地区
- 滋賀県東近江市 東近江市景観計画等策定業務
- 埼玉県秩父市 秩父市本町・中町まちづくり景観形成重点地区計画作成等業務
- 愛媛県松山市 都市景観検討調査業務 など
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2.城下町の建物高さ制限(問題・課題整理編)
「城下町の中心に大きな建物が建つと、生活に差し障りが出る人が多そうだな。」
「町民が反対しているように、昼間に家の中が真っ暗だと嫌ですよね。」
「さすがに5階建てになると隣の家は完全な日陰になってしまうもんな。」
「あとは、やぐらからの見張りの問題か。」
「旅館の建設予定地は、ちょうどやぐらから見たときに確認したい重要な道筋に入ってしまうんですよね。」
「城下町の大通り部分に建設されますからね。」
「やはり、町のためにも警備はしっかりしておきたいから、やぐらから監視が出来ないのは問題だな。」
「それと、今気が付いたのですが、あの場所に旅館が建設されると町の公園から富士山が見えなくなってしまいますね。」
「あの眺めがいいのだが、旅館が建つとそんな問題まで出るのか。」
「富士山の眺めを見るために旅行で来ている人もいるみたいですし、旅館が増えることは良いのですが、そのために名物が1つなくなってしまうのは悲しいですね。」
次回、問題解決。
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1.城下町の建物高さ制限(問題発生編)
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「殿~!」
「なんだ?」
「町民より情報提供があったのですが、城下町に旅館が出来るらしいですぞ。」
「ほー、初めて聞くな。」
「なんと5階建ての旅館みたいです。」
「配っているちらしを見ると、上階より山や町が見渡せる作りになる予定らしいですよ。」
「それはすごいな。我が領内は景色がよいからな。」
「ますます城下が賑わうだろうな。」
「しかし、町民からは旅館の建設反対運動が起きているみたいです。」
「ほう、それはなぜだ。」
「予定通り5階建ての旅館が建つと、周辺の家が日陰になってしまうみたいです。」
「なるほど。」
「いきなり、自分の家が日陰になってしまうのはたしかに嫌だろうな。」
「日が当たらないと洗濯物も乾きませんし、部屋の中も暗くて嫌ですよね。」
「それと、旅館が城下町の真ん中に建てられると遠くが見えなくなるため、やぐらからの見張りにも支障がでます。」
「さすがにそれは困るな。」
「城下町の中心部ではなく、外側の場所に建てられるのなら問題ないのですがね。」
「旅館が出来ることは良いことなのだが、建設予定の場所と周辺の町民への配慮が問題だな・・・」
次回、問題・課題の整理。
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